「小川未明童話集」小川未明著(新潮文庫400円税別)と「ネコがスキ5」野中のばら著(講談社571円税別)購入。
正確に言うとポイントカードで交換。
そして妹に「ぼくが地球を救う」ドラマのノベライズ。

小さい頃、人魚の話しが嫌いだった。
未明の赤い蝋燭と人魚の話しも、南蛮渡来の人魚姫の話しも。なんでかといえば彼女たちはもれなく悲しいから。
それにもまして人間が愚かだから。
人魚から差し出された美しい真珠を、もれなくとりこぼしてしまう、人間の浅はかさ、あさましさ。
私は実を言うと自分を含めて人間をあまり好きではないのですが、こーゆうお話しがそういった私の土台を作っているのではないかしら、と思う時がございます。
しかし、哀しい話しは嫌だなー。だってもう十分哀しい現実があちこちにあるわけですから。
物語はハッピーエンドに限るのです。
(かといって某出銭ランドの人魚までいくと少々辟易します)


話しは全然変わりますが、うちのネコ、とろたんがお膝の上でごろごろちゅばちゅば(後ろ足の肉きゅ
うをしゃぶる癖がある)しております。
きゅうううううん。
てめえ、かわいいじゃねえか!ごらあ!はあはあ。
って、心持、ネコ好きなあなたなら、わかっていただけますね?。
そんなわけで「ネコがスキ」は買いですよ!!
ああ、「チーコ」と作者の日常は、ものすごくほのぼのしていて和むなあ。
私の家には開かずの間があります。
ここに引っ越してきて以来、ぜーんぜん片付けていないとゆう、おそろしい部屋です。
そこには大量の紙類があり、そしてそれらは、大抵が雑誌、書籍の類です。
・・・つまり、いわゆる「オタク部屋」と称される部屋です。

しかし、これじゃいかんと、妹が奮起して、私に「片付けろ」と命令が。
なぜならその部屋の荷物の90%は私の所有物だからです。

そう言うわけでちんたらちんたら雑誌を整理していましたら、表題の雑誌が発見された、というわけです。

1999年のCREAは、猫特集の号で、これは毎年企画している特集のようです。
私は大島弓子さんのファンで、この時は大島弓子さんの家の猫が紹介されたのでずっととってありました。
で、その雑誌を買った当時は大島さんのページだけ読んで満足してましたが、今読み返してみると他にもいろいろ発見がありました。
「おかめな二人」を上梓した群ようこが、その飼い猫のしいちゃんのエッセイを寄せていたり、最近気になっている某人物が対談をしていたり。
「おかめな二人」はしいちゃんと群ようこの二人(?)の生活をしみじみ描いた作品で、読むとちょっぴり切なくて、大半は微笑みたくなる内容のエッセイなのだけど、私は最近読んだばかり。でも、もうこの頃にはしいちゃんと暮らしていたんだなあ、とか感慨にふけったり。
あと、ナンシー関が町山広美と連載対談をしていて、そのなかに「朝起きて2分後には文字を書いてる」とか「10分仕事したら5分休憩してゲームボーイをする」とか発言をしていて、なんとも複雑な気持ちになりました。
ああ、もっと身体に良い事をして、長生きしてもらいたかったよ、ナンシー。1999年に戻れれば、と、ありえないことを願ったり。

本日はレンタルビデオ鑑賞。
浅田次郎原作の「プリズンホテル」。
浅田次郎は読んだことがありません。
ではなぜ、ビデオを見ることになったかといえば、哀川翔が出ているからです。
古田新太が出ているからです。
と、くれば、ぴんとくる方もいるやもしれませんが、秘めてこそ華(意味が不明です)。

で、まあ内容はといえば・・・日本映画です。意味が不明です。
ええ、よくもわるくも。
ところどころ面白い部分があるんですが、終り方が尻つぼみ。
ノスタルジックですが、いささか青臭すぎる。
が、哀川翔が可愛いのでよしとします。
しかし浅田次郎の小説ってこんな雰囲気なのでしょうか。うーむ。

月に5回の休みは、私にとって多いほう(なにしろ休みが2週間近く無いシーズンが。)なのですが、やっぱり世の中の人並みに休みはほしいな。
そして給料も。多分、新卒並みの安さ。
有給休暇は忌引きの時にしか使えない会社って、世間的にはどうなのでしょうか。

そんな事を考えていると眠くなったので、午前中は猫たちに誘われるまま爆睡いたしますた。
とろ坊ちゃんとまろ様にはさまれ、私は変な夢を見て、首筋を軽く違え、電話のベルで起こされました。あーだるい。

昼は両親とおいしい定食屋で焼き魚定食を食べましたよ。
マークツー鰤ッ都でドライブしながら、中古住宅土地付で500万なりの物件を眺めてみたり、ホームセンターで庭に植える竜胆とか秋明菊を買って、そのあと温泉へ。
温泉ではうまいアイスを食べて、その帰りにレンタルビデオを借りてきました。「プリズンホテル」。
でももう今日は疲れたので寝ます。
何にも無い素敵な一日でした。


はい。
寒い寒い寒い。
あんまり寒いので、万物みな寄り添わずにいられないようです。(それを万有引力という→嘘)
ふと寝室を見ましたらば、妹はごま団子(柄の猫)と黄な粉餅(柄の猫)を胸に乗せて眠っています。
総重量6キロ。抱き石拷問のようですが、そっとしておいてあげましょう。

最近漫画ばっかり買ってます。オタクだからいいのだ。

「FLUTEMAN(フルートマン)」五森架里著(エニックスステンシルコミック552(税別)円)。
ファンタジーが好きならばおすすめします。
「あるところにパワーストーンを扱える術者たちがいた。来訪の合図に笛を吹く彼らをフルートマンと呼んだ」オビのまんまですが。
この作者はこの作品がデビュー作なのですが、お話しはとても暖かく、品がある。まだまだ、もっと化ける可能性がある。
私は好きです。・・・がんばれ、五森。
そして最近はまっている伊藤理佐著、「おいピータン!!」その?。(講談社571(税別)円)。
これもまた食べ物にまつわるあったかいお話し。
読んでるとラーメンとか食べたくなってくるのだ。
私の持論に「食べ物の好みが合わない奴とは気が合わない」ってのがあるんですが、この漫画の作者もそのようで、実に胃の腑に落ちる漫画です。

ところで妹はうなされております。
そろそろごま団子(重い)をのけてやったほうがよいかもしれませんが、私は黄な粉(軽い)を引き取って眠ろうと思います。



バイバイ服

2002年9月18日
本なんか読んでる場合じゃないと、夏物をしまっております。
そしてトレーナー&セーターの類を出して、もう着ない古着を選別。
Tシャツとかいい具合によれよれのものは、すべて母が勤める病院へ。
これはいいお尻ふきになるので、病院の方に喜ばれるのだ。

いつもなら残暑で苦しむのに、驚くほど寒くて、もう毛布なしでは眠れないのにはびっくりします。
独り身が辛い秋の夜長を、猫と読書が暖めてくれるはず・・・なんだけど、いま、本を頭が受け付けません。
何もかも憂鬱な、この脱力感は秋のせいです、たぶんそうです、そーいうことにしてしまえ。

深い不快腐海

2002年9月13日
湯打つ、いや憂鬱です。
それは別にどうでもいいことですが、そろそろ溜まった本どもを処分にかかろうと思います。
私に必要なものはなんだろう、と考えた時、猫2匹と家族、あとは命くらいだなと、あっさり考えてみました。
今の世の中は便利になっているので、手放した本が
よっぽどしょうもなくて絶版になっていたとしても、読みたくなった時はなんとかなるような気がしております。ネットとかで。
そう考えれば私の本棚は私の家にある必要はなく、
全世界のどこにでも本棚があるんだと。
そう想像してみなさいと、ジョン・レノンが言ったとかいわないとか。
想像してください。

好きな日記サイトの人が引用していた夏目漱石の「三四郎」の中の言葉、
「熊本より東京は広いでせう、東京より日本はひろいでせう、日本より世界は広いでせう・・・・世界より脳(想像?だっけな)の中のほうがひろいのです」うろ覚えですがそんな感じのことを、意味もなくかみしめて、やけに感動してみたり。
今日は情緒不安定気味のようです。

仕事が休みなので猫と10時過ぎまで寝てしまいました。
家の猫は2匹いるけれど、お付き合いよく眠っていたのは「まろ」ちゃん。
わき腹のあたりがほやほやって暖かいのは、すごくいいものです。
猫一匹分の暖かさだけで、その日をなんとかやっていけそう。

さてそんで、俗事の為に私は出かけていって、自己嫌悪の餡子がびっしりとつまった頃、
私は癒されようと、本屋に入ったのです。
立ち読みすると気分がリセットされるからね。

あとは最近漫画ばっかり買っているので何か読み物はないっかなーと。
でもまた漫画買ってしまった。
「ほうせんか・ぱん」大島弓子著(白泉社文庫570円)。
本当は「グーグーだって猫である」の2巻が出ていやしないかと捜したのだけれどなかったので。
そして近所の店の850円の焼き魚定食を食べ、コーヒーを飲みながら、読んだ。
あー塩さばはちょっとしょっぱすぎたけれど、大島弓子の漫画を読んだあとは気持ちが満腹になるな。
仲の良い友達同士、思いやり深い家族、こんなもの持ったことねー私でも、素直にいいなあ、って
思える物語たち。実際、漫画の世界が本当の世界だったらいいのにな、と妄想する最近ですよ。


あー!

日記書いたのに!!消えちゃったよう。
あーもう。

それはさておき私、3日はナンジャタウンで餃子を食しました。美味かったですよ。
アイスも食しました。峠の釜飯アイス。ちゃんとお釜に(ちっちゃい陶器の)入っていてかわいいの。

んで、その帰りに買ったのが「やっちまったよ一戸建て!!(1、2巻)」伊藤理佐著(双葉社各750円)。
この人の、「おるすばんエビちゅ」は嫌いなんですが、「おいピータン!」とか「渡る世間はオヤジばかり」は面白くて、この作品もアクションに連載中は立ち読んでいました。
で、この作品も良かったですよ。
作者が自分で家を建てるまでのエッセイ漫画なんですが、(といっても大工修行の話しじゃないですよ)これが面白い。
なにしろ吹き抜けのトイレって想像できますか?
渡辺篤志のお宅探訪を欠かさず見てますか?解決ビフォアーアフターは?
私はお宅探訪が昔から好きだったので、この本は楽しめましたよ。
あー、家、建ててみたいなー。お金ないけど。
うん「一人用一軒家」をね。猫と一緒にね。
「NEKO10月号」ネコパブリッシング(580円)購入。

ちょっと忙しい今日この頃です。
今日はこれにて。
今日は「マッスルリターンズキン肉マン復活編」ゆでたまご著角川書店(600)を購入。
でも、それは肉好きのいい妹に(ダブルミーニング)あげたので読んでいません。
妹は小さい頃から筋金入りの肉好き(またもや)。私は別にどうでもいいです。
同じ家庭で育っていながら、不思議でなりません。

そんな妹は今プレイボーイに夢中です。
「キン肉マン二世」好評連載中だからです。

ところで「羊太夫」は群馬では結構有名な伝承らしいです。ネット検索でもいろいろヒットしました。
で、「羊太夫」。
簡単に説明すると一日で群馬から京都まで行って帰ってこれた、ものすごく足の速い人物、っていうのが基本です。
それは人間じゃないような。
あとそのお供の人がまた、脇に翼が生えてるだとか、黄金の蝶になってとんでいったとか、面白い話しがいろいろ。
もうちょっと調べてみようと思っています。
はー。
「つ!」とくれば「鶴舞う形の群馬県」ですよ、奥さん。
知ってますか、上毛かるた。
群馬のいいところをぎゅっと詰め込んだ、群馬県独自のかるたです。
群馬の方はみんな、小さい頃からこのかるたに慣れ親しんで育つのです。
たぶん。
ちなみに私は遊んだことがありません。
デラシネですから、ええ、根無し草なので。

群馬県の歴史はところどころ、虫が葉っぱを食べるみたいに読んでいます。
いま気になるのは「羊太夫」なる人物のこと。
ちょっとしたコラムに書いてあった、本筋とはあんまり関係ない部分に載っていたので、あまり知られてない人物だと思うのですが・・・。
ちょっと検索してみようかな。
資料として購入したまま、ぜんぜん読んでいなかったので、今日より読書することとなった本、
「群馬県の歴史」(山川出版社1900)。
しかし・・・・。
なんか教科書みたいな本。
ということは、通して読む、というのが大変つらい。いえ、普通の人は通して読むことに苦痛を感じないかも知れないです。
単に私の性癖(性癖?)で、昔から教科書はところどころ飛ばしてしか読めなかったので。
しかも「ちょっとコラム」みたいな、軽い面白話みたいなところから。
幸いこの本にもそういう「コラム」がところどころ挿入されているので、ぼちぼちそこら辺から読んで見ようと思います。
読み終わったあとは、多分知り合いの歴史好きのおじさんにあげるかも知れません。
はじめまして。
ここで読書日記とか書こうとおもっています。
買ったり売ったりあるいは借りたりした本を。
ところで今私が手にしているのは求人雑誌。
100円なりの安い、読み応えのあるこの本に、
でも望むような求人はなかなか無いので、このあと
うっちゃって資源ごみになる予定。

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